日記

土曜日に初めてモロッコ料理を食べた。

ロッコ料理の知識は全くなく、メニューのタジン鍋という単語をみてやっと「あれだったかな…?」とうっすら頭に浮かべることができたくらいだ。

ロッコ風オムレツと、タジン鍋、そして付け合わせの手作りパンを頼む。
タジン鍋はラム肉と野菜のスタンダードなものを頼んだ。
お酒は飲めないので、辛口のジンジャーエールを頼む。ジンジャーエールは辛口に限る。切れ味のよい味付け。

先にモロッコ風オムレツがテーブルにやってきた。
スパイスがかけられており、中はチーズとじゃがいも、かぼちゃも入っていた。優しい味付けだが、スパイスがピリッと効いていて美味しい。
あまりお腹が空いていないと言っていた同行者も、一口食べると急に機嫌が良くなって勢いよく口に運んでいた。

パンもやってきた。クミンが練り込まれたパンと、胡麻入り白パン。クミンのパンが不思議な味でとても美味しい。少しの清涼感が味覚をリセットさせる。同行者は胡麻パンを黙々と食べる。おい、私の分がもうないぞ。

パンを追加注文すると、メインのタジン鍋がテーブルに置かれる。モロッコ料理の定番だ。
味の想像がつかなかったのが、口に入れると、とても美味しい。ラム肉は柔らかく、にんじん、じゃがいも、ブロッコリーなどの野菜もいい塩梅に蒸されて味が引き立つ。
トマトだろうか、野菜の酸味とスパイスがちょうどよく、クミンのパンとよく合う。

野菜が総じて美味しいのだが、かぼちゃの仕上がりが最高だった。やわやわになるまで蒸され、口の中でとろける。甘さがソースの酸っぱさと一緒になるとより引き立つ。もっと他の料理も食べたかったが、パンでお腹がいっぱいになってしまった。

普段あまり美味しいという感情を出さない同行者も、帰り道で「美味しかったなあ」とるんるん気分で歩いていた

おいしい料理を食べるのは本当に嬉しい気分になるなあ