文学フリマありがとうございましたね+あと少し日々のこと

文学フリマ東京35、ありがとうございました。
会場が二つに分かれるほど、前回より来場者と出店者が増えたということで(アナウンスで7000人越えと言っていた)、イベントとしてとてもいいものになっているのをひしと感じました。すごいよね〜

当日は友人や以前の文フリで買ってくれた方、委託している本屋で私の本を見かけたり買ってくれた方、SNSで繋がっている実物を見るのが初めてな方……さまざまな方が来てくれて本当に嬉しかったです。
以前より少し知り合いが増えた文フリに参加するのはとても楽しく、そして普段一般人としてぽにぽに仕事をしていると見ることのない熱量に巻き込まれることが出来てよかった。もともとリトルプレス、自費出版の本に興味がある方ばかりなので、自分が会場を回っていろんなブースでいろんな話を聞けて、貴重な経験になるイベントだなあと思った。
もちろん買いに来たりふらっとブースに寄ってくれた方の話もどれも興味が湧くもので、そういう話を見ず知らずの自分にしてくれるのがなんとも不思議で面白い。

 

新作の本ですが、通販を開始しました。
ちなみに、この本の表紙は渋谷の路地裏をモデルにしています。私が路地裏に注目するきっかけになった渋谷。私はこの街が大好きやねん、いまだに。
新刊の本は渋谷、新宿、池尻大橋の路地裏についてエッセイをまとめています。この辺りに馴染みがある方はなんとなく想像つく仕上がりになっているかなと思うので(もちろんここにあまり来たことがない方も)、よければ試し読みだけでも読んでみてください。

kushioka.base.shop

前作の本も販売しているので、興味を持った方はぜひ販売ページもご覧ください。 

https://kushioka.base.shop/

 

普段の生活と並行して本を作るのは本当に大変なものだと毎回思う。
今回は進捗がボロボロだったということで、納期に間に合ったのは奇跡だと思うほど難航した。ひとつ大きなテーマを設定していくつも書いたことがなかったので、文章をまとめることに苦労した。文フリ前日に本の実物が届いたときには感動した。間に合ったこととか、ちゃんと納品できて完成したこととか。

文フリの数日前に自身の誕生日があって、もう27歳になってしまった。歳を重ねるたびにその年齢に精神性が追いついてないような気がするし、まわりの同級生がいろんな人生を歩んでいるのに驚愕する。
ここ数年、私はあまり人生で前進をしていないような気がしていた。成功したと思えることもたくさんあったけど、同時に失敗したと思えることもたくさんある。前回5月にあった文フリの感想を書いたときに、次回の文フリのときにはもう27歳になっている、とか書いたけど、やっぱり半年程度じゃあんまり人生に変わりはなくて、ということは私自身あまり変化を求めていなかったのかなとも思う。

前に作った本に、「人生に起きた出来事を人は受け止めることしかできない(=自分の思い通りに納得することは不可能)」みたいなことを書いたけれど、そんなことを書きながらいまだに自分の中で消化しきれないような出来事が最近多々起こった。とにかくもみくちゃだった。
そういう気持ちを抱えながらの文フリ参加だったので、乗り切れるか不安だったが、前述のように優しい皆様に囲まれ本当に楽しい1日にならさせてもらえたのは感謝しかない。ありがとうございました。

文フリが終わったことでひと段落つき、だからこそ色々思い悩むのだろうかと不安にもなるが、思ったより自分のそういった飾らない気持ちが他人の心に響いているということを現地で実感した。これからも、「しょうがないよね」みたいな気持ちを持ちながら日々過ごすしかないということだ。私も、他人も。

終わりに、前回に引き続き参加を手伝ってくれた売り子の友人、小銭を用意しなかった私に両替をしてくれた友人、ブースに来てくれたり本を受け取ってくれたり、差し入れをしてくれた友人、みんなありがとうございました。
来年の文フリも参加しますが、その前に4月に下北で行われる日記祭に日記本を委託する予定です。近くなったら告知をするので興味があったらチェックしてください。なにとぞ。