マジの日記

6/25

母親の誕生日。5年ぶりくらいに祖父母が東京に来るということで母方の親族が一堂に介した。母親は四人兄弟、そのうち二組が東京近郊に住んでいたのでいつもなら祖父母と私たちともう一組の家族で集まっていたが、残りの二組の兄弟も仕事の都合で今は関東に住んでいるので、成人してから初めて母の兄妹と全員と会うことになった。というか私は会っていない兄妹と最後に会ったのが25年前とかなので初めて会うくらいの気持ちだった。唯一のいとこや初めて会う大叔母さんも来ていた。あまり親戚付き合いのない家系なので、親戚がいないような錯覚に陥っていたけど、こう集まると割と人がいるなと思う。おじいちゃんは六人兄妹らしい。普通に多すぎる。

おじいちゃん、おばあちゃん、記憶よりもかなり老人で衝撃を受ける。中学高校くらいの時に会っていた記憶しか印象に残っていないから、思ったより何を喋ってるかわからなくて時の流れを感じた。もしかしたら会うのが最後かもしれないから、と母親から言われた時に不謹慎なことを言うなと思っていたが、あながち嘘でもないかもしれない。それでもおじいちゃんはそのまま地元に帰って同級生と会うと言っていて、見た目よりは元気なのかもしれないと思った。
祖父母はむちゃくちゃ海外旅行をしている人たちで、年の半分は日本にいないということがよくあった。今日も韓国に6回、イギリスに4回行ったことがあるという話をしていて盛りすぎだろと思っていたが全部本当の話らしい。エジプトやイスタンブールに行った話がよく記憶に残っている。

こう振り返ると自分が結婚をして家庭を作っていないからか、まだまだ子供な気がしてきた。意外と今年で28になるという事実、まだ受け入れられなくて、なんだかずっと20代前半くらいの気持ち。
いとこに最後に会った時からもうずいぶん年月が経っていて、中学生になっていた。いとこも私も人見知りだからか会話が弾まなくて面白かった。聞くといとこはかなり勉強ができる方で、というか母方の家系はほとんど勉強熱心な人たちだったから、いかに自分が学生時代をプータラ過ごしていたか思い知らされる。おじいちゃんが私に効率のいい勉強法の話をしてきたが、私はもう30手前の大きな大人なのよと思っていた。

帰りに母親と少しだけお茶をして帰る。帰りにお葬式のイメージがパッと頭に思い浮かんで、私も相当不謹慎だと思った。